お墓を建てたいけど工夫して安くできないか?と考える方に、今回は裏ワザを紹介します。
ただ安くするのではなく、大切なお墓なので「高品質なのに安い」という故人の為にも良いお墓がいいですよね?
今回は
良いお墓を費用を抑えて建てる裏ワザ
をみなさんにご紹介します。
安い墓地なら「公営墓地」がおすすめ
お墓を建てるには、まず最初に墓地を決める必要がありますが、
安い墓地選びの際におすすめなのが「公営墓地(こうえいぼち)」です。
公営墓地というのは、都道府県や市町村などの自治体が管理・運営している墓地の事をいいます。
民営墓地や寺院墓地に比べて墓地代(永代使用料)や管理料が安く、宗教を問わないので人気があります。
自治体の運営なので、お墓にとって重要な「永続性」の点でも保証されているので
安心して墓地を使用する事ができます。
公営墓地の申し込みについては、自治体によって定められた資格を満たす必要があるので、
募集時期や申し込み資格については各自治体へ問い合わせてみましょう。
工事がしやすい墓地を選んで追加費用を防ぐ
工事車両の入りにくい場所に墓地の区画があったり、お墓を建てる辺りが斜面になっていたり、通路が狭い場所だと工事期間が延長したり、機材や人手が必要になります。
難しい場所に墓地があると予想外の費用がかかる場合もあり、追加費用を請求される可能性があります。
スムーズな施工の為にも、墓地に車両が入りやすいか・ある程度の広さはあるかなど、気にする必要があるでしょう。
墓地の運営・管理者などに今までの工事の様子を聞いてみるのもいいと思います。
工事のしやすさを気にする事は意外に盲点なので是非気を付けてみて下さい。
墓地の面積は小さくする
これはどの墓地にも言える当たり前の事ですが、墓地の面積は広ければ広いほど価格(永代使用料)が高くなります。
さらに、広い墓地にお墓を建てるには墓石も大きいものや量などが必要になってくるので墓石代も高くなってしまいます。
なので最初の墓地の広さはよく考えないといけません。
特に都心の墓地はただでさえ高い傾向にあるので、費用を抑えるには面積を小さくする工夫が必要です。
お墓の大小は故人への想いの強さとは関係ないので、気にする必要もありません。
墓地の規定もよく調べてみましょう
なお、芝生墓地や壁型墓地では、規定によって
外枠を造らないところや、初めからカロート(納骨棺)が設置されているところがあります。
そのような墓地だとこちらで設置する必要がないので費用がかなり安くなります。
墓石(石材)は耐久性の高いものを
建てたお墓がすぐに欠けたりヒビがはいってしまっては困ります。
いくら安くても、大事な墓石が低品質なものではいけないので「どんな墓石がいいのか」という選び方を紹介したいと思います。
よく「国産の墓石が良いに違いない!」と考える人も多いと思いますが、
石の産地よりも重要なのは
雨風や日差しに強くて長い年月耐えられる耐久性の高い石材
という事です。
見た目の美しさや、色・質感などの好みがあると思いますが、お墓を建てる土地の気候に合ったものを選ぶことも必要です。
石材店で実際にその土地で長く墓石として使われてきた石材を聞いてみる事をお勧めします。
雨の多い地域・寒暖差の激しい地域・日差しが強く照り付ける地域など、屋外に建てる墓石が長い間気候の影響をうけても耐える事のできる石材を選んであげるといいでしょう。
それを踏まえて色や光沢などの部分を見比べてみて下さい。
外国産の墓石には安くて良い品がたくさんある
現在では多くの石材が
インド・スウェーデン・南アフリカ・アメリカ・韓国・中国
などさまざまな国から輸入されています。
国産の石材は歴史があって評価も高いものが多くありますが、石材の輸入が盛んになった現在では、外国の石材でも良質で安価なものが選べるようになりました。
石材そのものの価格だけを考えるのではなく、デザインや加工にもお金がかかるので全体の価格を頭にいれて検討する事が大切です。
国産の石材のブランド・銘柄・産地にとらわれることなく、「質」を重視すれば高品質でも費用を抑えた良い石に出会えると思います。
墓石の加工はシンプルな方が安い
オリジナルデザインの墓石をたまに見かけますが、故人の趣味や職業などに沿ったオブジェなどを施したお墓だと当然 デザイン料や加工料が高くつきます。
寺院墓地だと和型のお墓しか建てれない場合がありますが、一般的にはオリジナルデザインよりも和型や洋型のお墓の方が価格は安いです。
当たり前ですが、墓石に装飾加工をすれば価格も上がるので、石材店と相談して加工はシンプルで必要最低限に見積もってもらうといいでしょう。
細かい装飾を入れると掃除がしにくくなる場合もあるので、お墓の管理面も考慮した方がいいですね?
まとめ
良いお墓を安く建てる裏ワザまとめ
・墓地は「公営墓地」がおすすめ
・工事がしやすい墓地で追加料金を防ごう
・墓地の面積は小さく
・墓石は国産よりも耐久性で選ぼう
・墓石の加工はシンプルでいい
工夫次第でお墓の費用は抑える事ができますが、相場が気になる方は以下の記事に詳しく書いているので参考にして下さい。
[box04 title="お墓にかかるお金の相場"][お墓の値段]建てる費用の相場は?墓地代含めて全部でいくら?[/box04]
さらに、
いまご紹介した方法以外に墓石を建てずに供養する方法というのもあり、こちらも費用面では安いと思います。気になる方は是非読んでみて下さい。
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