仏事

法要・法事の案内準備はどうすればいい?当日までにやること全部!

法要・法事当日を迎えるまでに、
さまざまな段取りや準備でバタバタと大変
ですよね?

ここでは、必ず済ませておかないといけない
当日前までの準備を9個リストアップ
しましたので参考にされて下さい。

基本的には喪主を務めた人を
中心に準備を進めていくのが
よいと思います。

(あわせて読みたい記事)
     
法事・入仏式のお仏壇の準備の手順は?7回忌以降は派手でもよい?

1・法事をどこでするのか?会場(場所)の決定

出典:4.bp.blogspot.com

法事を勤める場所は多くの場合、

1・お寺

2・自宅

3・ホテル

4・葬儀会館の法事室

となります。

自宅の間取りの関係上など、最近は多くの方が
お寺で法事を執り行う事が多くなりました。

葬儀の際にお世話になった手次寺などで
法要・法事をするのが一般的です。

2・法要・法事の日取りを決める

通常、祥月命日(しょうつきめいにち)の
前後で行います。

日時の候補を複数決めておいてから、
お寺などに電話をして、法事の依頼をします。

・希望の日時

・場所

・お斎に出席していただくかの確認

を伝えて、
お寺側とスケジュールの調整をするのですが、
ここで注意して頂きたいのは、

あくまでもお寺の予定が優先されるという事です。

なので、あらかじめ複数の希望日を用意して
連絡した方がよいでしょう。

最近は、休日に法事を勤める事が多いので、
お寺さんの予定が集中しがちです。

特に昼間の時間帯を希望するのであれば、
2~3ヶ月前に予約するのが一般的なようです。

また、お寺さんに
お斎(おとき=仏事で振る舞われる食事)
に出席してもらう場合は、
事前にお願いしておきましょう。

地域によっては、お寺さんが必ずお斎につくのが
習慣となっている場合もあります。

3・法要・法事の案内を電話やハガキでする

出席を依頼する人に、法事の案内をします。

・法事を営む故人の名前

・法事の種類(○回忌など)

・日時

・場所

・お斎の案内(場所)

・服装

などを知らせます。少人数の場合には電話でも
大丈夫ですが、多くの人数を案内する場合には
なるべくハガキ等で知らせます。

最低1~2か月前に案内しましょう。

お斎や返礼品の準備もありますので、
出欠を把握するために返信ハガキを利用
すると便利です。

4・法事の返礼品(お返し)を決める

出席人数がはっきりしたら、
法事のお返しの品を準備します。

1家族に1つが普通です。

・繊維類

・陶器

・漆器

・木製品

・金物

・菓子などの食べ物

 

他にも商品券商品カタログなどが
あります。

お返しの品を法事の前日までに会場へ
運ぶ際には、
業者が注文品を運ぶサービスをしてくれる
場合もありますので、依頼しておくと便利です。

出典:4.bp.blogspot.com

また、法事の後日に出席者の自宅へ
お返しを配送する方法もありますが、その際には
法事の当日に、「お返しは後日配送されます」
との声かけも必要です。

5・お斎の手配をする

どこで法事を行うか、場所を決定したら、同時に
お斎(おとき)を行う場所も
決めておきましょう。

※お斎(おとき)とは、
仏事の際に振る舞う食事の事をいいます。

お寺や自宅で法事を行う場合で、
そのまま同じ場所でお斎(おとき)を行う場合には、

仕出し料理屋に法事当日に
料理を届けてもらうように
手配をすすめておきましょう。

お斎をお寺で行う場合は、
お寺の施設が使えるのかを事前に確認して
お借りしたい旨も伝えます。

お寺の施設をお借りする際に使用料を
決めている事もあるので、
金額も聞いておくとよいでしょう。

(お寺によっては、門徒の使用は無料で
使用できる場合があります。)

また、お寺や自宅でお斎ができない場合は、

料理屋を予約して、お店まで移動します。
その際に、お店側でマイクロバスを
出してくれるところもあるので、
調べてみられるといいでしょう。

6・お仏壇の準備をする

これは自宅で法事を行う場合ですが、
通常のお飾りとは違い、

仏具がいつもより多くなります。
(お仏壇の準備はこちら)
      
法事・入仏式のお仏壇の準備の手順は?7回忌以降は派手でもよい?

ロウソク・線香・マッチは新しいものを
用意しましょう。

そして焼香もしますので、香炉の準備も
必要です。

(お焼香用の香炉の準備方法はこちら)
      ⇩
自宅の法事でお焼香に必要な準備は?回し焼香の簡単な方法

仏壇を綺麗に掃除して、お花の準備や
お供え物も用意します。
(お供えものの準備方法はこちら)
      
法事のお仏壇にお供えするお菓子や果物は何がいい?お飾りの手順と方法は?

7・お布施の準備をする(お金・袋の用意)

お布施の袋は、白い無地の封筒に
「御布施」と書き、(筆ペンなどで)
その下に名前を書きます。

(白黒の水引の金封に「御布施」と
「名前」を書いてもかまいません)

自宅で法事をする際には、お布施を差し出す
時にお盆が必要です。

それ以外の場所で差し出す場合には
袱紗(ふくさ=金封を包む為の入れ物)
を用いましょう。

なお、
お布施とは、僧侶への報酬ではありません。

本来は、2~3日前にお寺へ出向いて
法事のお布施を本堂の阿弥陀様にお供えする
のが本当です。

しかし、最近ではほとんどが
法事の儀式が終わってから、差し出すことが
多いです。その際には

「おことづけして申し訳ありませんが、
お供え下さい。今日はありがとうございました。」

と言葉を添えるといいと思います。

8・法要・法事の服装

地域差がありますが、
1周期~3回忌あたりまでは礼服を
着る方が多いと思います。

それ以降では徐々に黒っぽい服装で、
スーツ・ワンピースなど、
あまりラフになりすぎないように
地味な服装を心がけましょう。

門徒の方は門徒式章と、
必ずお念珠と、聖典を用意しましょう。

9・自宅の場合はお茶・菓子・お手拭きなどの接待品

出典:3.bp.blogspot.com

自宅で法事を行うのは一番準備が
大変かと思いますが、

お仏壇のお飾りや、しきたりを学ぶ
よい仏縁だと受け取り、準備できたら
いいですね?

出席人数分の湯呑(お客さん用)と
ポットのお湯ではお茶が足りないと
いけないので、
ヤカンがあればそれでお湯も沸かします。

(夏なら冷たい緑茶を用意します)

お茶・お茶菓子・おしぼりを用意して
法事開始まで出席者が談笑して待ちます。

お寺さん用のお接待セットとしては

お茶・茶菓子・おしぼりの3点セットを
法事開始までに少し時間があるようでしたら
お寺さんにお出しして
お待ちいただく事もあります。

まとめ

法事の準備は大変ですが、
一番肝心なことは、故人を通して
仏縁にあわせていただく事です。

法事中も段取りで頭がいっぱいにならないように
当日にゆっくりとした気持ちで法事を
迎えれるよう、
前もってできる事は準備しておくといいですね。

(あわせて読みたい記事)
     
浄土真宗の僧侶の呼び方は住職やお坊さん?お寺の言葉で正しい使い方は?

関連記事(一部広告含む)

-仏事

Copyright© amswer-mama.com , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.