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仏事

仏教では喪中葉書を出すのは間違い?年賀欠礼葉書の文例紹介

一般的に、身内の葬儀のあった年には、
翌年の年賀状は出さずに

喪中ハガキ

を出す方が多いと思います。

きちんとしているつもりでも、
実は間違いだらけの
忌中や喪中のお話しをしたいと
思います。

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そもそも喪中や忌中って何?

oshoushiki_gosyoukou
出典:2.bp.blogspot.com

 

それぞれを簡単に説明しますと、

■忌中(きちゅう)
・家族に死者があって、忌に服している
期間。特に、死後49日間を言います。
神事や結婚式、
派手な行いは避けるべきだといわれます。

 

■喪中(もちゅう)
・忌中に比べて期間は長く、1年とも
いわれます。故人を偲んで、喪に付す期間を言い、
人によって長短の差があります。
忌明け後の悲しみを乗り越えて
平常の生活に立ち直っていく期間とも言われます。

 

 

仏教では「死=けがれ」ではありません

 

この忌中や喪中の概念としては、
元々の出どころが
神道であり、

神道でいえば、
死は最大のけがれです。

 

「死」という
どうすることも出来ない事に対して
人は、何か特別な事をして、自分自身の不安や
恐れを紛らわそうとします。

本来の仏教の教えに逆行するような
迷信も、人は迷いのせいでいとも簡単に
信じてしまうのです。

ですが、仏教の教えでは、
死=けがれではありません。

仏教とは、仏陀(お釈迦さま)の説かれた教えで、
今、生きている全ての人々の為に
教えが説かれています。

この「忌中」や「喪中」は、
親族を亡くした悲しみを癒し、
日常生活に復帰するための

「精神的な準備期間」です。

しかし、この「精神的な準備期間」とする反面、
日本の古い迷信や、
「けがれ」の概念からくる宗教観によって、

「親族の死によって、
不幸や悲しみの目に合ったので、
他人へ何らかの影響を与えない様に
(不幸や悲しみが移らない様に)身を慎む」

という非仏教的な「けがれ概念」
忌中や喪中として根深く浸透してしまっている為に
喪中ハガキも同様に浸透しているのです。

何度も言いますが、

仏教には忌中も喪中もありません。

 

だけど、やっぱり喪中葉書は出したい!?

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出典:2.bp.blogspot.com

仏教には忌中や喪中が無いと言いましたが、
特にそのことを1番はっきり
言っているのが
浄土真宗です。

死は「けがれ」では無いという教えから、
習俗である、※「清め塩」や、※「忌中札」
は絶対に認めないという僧侶の方が大半です。

※清め塩

「死」という不幸がついてこない様に

死者の霊や、何か悪いものを
持ち帰らないために、

通夜・葬儀の後に
自分自身に塩を振って清めるという迷信。

※忌中札

人が亡くなると、
その家の玄関先に貼られる「忌中」
と書いた紙。

通夜や葬儀の日時などが
書かれたものも多く、

葬儀社の方から葬儀が終われば
はずしてもいいと、言われることもある。

亡くなった人の続柄によって、
張り続ける期間が最大50日など、
明治以降~昭和初期の法律上の
定めがあったりしたため、

しばらく張り続ける家もあるが、
その手の業者の営業がきたり、
近所付き合いの
希薄な地域ではすぐにはずす所も多い。

※仏教徒には不要です。

 

すっかり定着してしまった喪中葉書は、
世間一般に広く流通していて、
お店でも売ってあるし、

家族が亡くなった事を知らせる意味合いも
あるので出したいという方も多いと思います。

しかし、より熱心な
浄土真宗の門徒(浄土真宗を信仰する人)
の方だったら、

「死はけがれではないから、全く気にせず
年賀状を出す!」

という方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、
年賀状をもらった相手が同じ門徒さん
ならいいのですが、そうでない場合、

世間との摩擦が生じかねません(汗)

悩ましいですね~!(-_-)

そこで、苦肉の策として、年賀欠礼ハガキ
にして、「喪中」という言葉を使わず
ハガキを出す
という手があります!

 

 

「喪中」を使わない年賀欠礼ハガキの文例

 

12月上旬あたりには届く様にするといいでしょう。

喪中を使わない目的で、年賀欠礼ハガキを出すので、
文章中にも、もちろん「喪中」とは書きません。

※文例中では亡くなった対象人物を
「父」として例にあげています。

 


年賀欠礼の文例・1

この夏、父が浄土往生の素懐を遂げました。
つきましては年末年始の
ご挨拶を失礼させていただきます。

本年はひとかたならぬ
ご厚情に預かり厚くお礼申し上げます
明年も変わらぬご交誼の程お願い申し上げます

            合掌

平成○年十二月

 


年賀欠礼の文例・2

父が浄土往生の素懐を遂げ
初めて迎える正月は、父を偲び
家族で静かに迎えたいと思いますので
新年のご挨拶を失礼させていただきます。

尚、生前中にひとかたならぬご厚情を
いただきましたことを、厚く御礼申し上げます

時節柄、一層の御自愛の程、お念じ申し上げます
             
             合掌

平成○年十二月

 


年賀欠礼の文例・3

本年○月 長らく患っておりました
父が浄土往生の素懐を遂げました

つきましては年頭のご挨拶を失礼させて
いただきますので、何卒ご了承下さいませ

ご家族様におかれましては幸い多き新年を
お迎えになりますよう心より念じあげます

            合掌
平成○年十二月

 


年賀欠礼の文例・4

父が去る○月に死去いたしました

つきましては誠に勝手ながら
新年のご挨拶を失礼させていただきます。

茲に本年のご芳情を厚く御礼申し上げ
明年も変わらぬ交誼の程お願い申し上げます

寒気厳しきおり、日々お大切に
お過ごしくださいますよう念じ申し上げます

            合掌

平成○年十二月

 


年賀欠礼の文例・5

新年のご挨拶を失礼させていただきます

○月に父が死去し、初めて迎える正月は
父を偲びつつ静かに迎えたいと思いますので
新年のご挨拶は失礼させていただきます

尚、本年中賜りましたご厚情を深謝申し上げ
明年も変わらぬご交誼の程お願い申し上げます

              合掌
平成○年十二月

 


年賀欠礼の文例・6

新年のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月 父・○○が往生の素懐を遂げました

に本年のご厚情を深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご交誼の程お願い申しあげます

尚、時節柄くれぐれも
ご自愛くださいますようお念じもうしあげます

               合掌
平成○年十二月

 


年賀欠礼の文例・7

謹啓 師走に入り、
何かとお忙しいことと存じます

さて、今年○月○日、父・○○が
お浄土へ往生いたしました

何気なく共に生活していた日々が
二度と帰ってこない
貴重な時間であったことは
まさに人生は一期一会であることを
深く知らされました

残された私をはじめ遺族のものは
決意を新たに一層の聞法と仏恩報謝に
尽くしたいと存じます

父への哀悼の意を表し
静かな年末年始を迎えたいと
思っておりますので
年賀のご挨拶などは失礼させていただきます

               合掌
平成○年十二月

 

文中に使わないNGワード

 

逝去(せいきょ)

これは他人の「死」に対する尊敬語です。

 

天寿・天命

(天から授けられた寿命という意味)
・寿命は天から与えられるものでも、
天が決めるものでもありません。

死の縁は無量です。
いつどこでどんな死に方をするかは
わかりません、
賜った命を精一杯生きるのが私たちの努めです。

その他

喪中・他界・永眠があります。

 

まとめ

 

近親者との別れは、どの方も宗教問わず、
平等に辛く、悲しいものです。

実は私自身、
こういった記事をかいているものの、

家族との別れの悲しみは、
辛く深いものであり、
すぐには受け入れられないと思います。

しかし、その悲しみをしっかりと踏まえた上で、
本来の仏教徒としての概念を見直す機会として、
故人の遺徳が偲ばれる年末に、
由緒を大切にされる表記を使用されることを
お勧めします。

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