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通夜・葬儀

喪服で寿司店に行くと塩をまかれる?葬儀後は縁起が悪い?

今日、何気なく見たヤフーニュースで気になる記事を見つけました。

このブログではいつも浄土真宗や仏教に関係する
記事を書いてきましたが、

喪服で飲食店に入るのはマナー違反なのでしょうか?
縁起が悪かったり、不幸が移ってしまうのでしょうか?

ヤフーニュースへ寄せられた世間の意外な反応や、
個人的感想も交えてお話ししたいと思います。

(あわせて読みたい記事)
    
法事のお仏壇にお供えするお菓子や果物は何がいい?お飾りの手順と方法は?

 

葬儀後に喪服のままお店に入ると塩をまかれた!


出典:http://2.bp.blogspot.com

 

これは2017年5日28日配信のヤフーニュースの記事だったのですが、
この記事が賛否両論を引き起こしているのだそうです。

内容は、2017年5月14日付朝刊に掲載された、70代の
男性からの投稿が発端でした。

以下がその内容です。(要点をかいつまんで書いています)


 

男性が親族の告別式に参列し、葬儀が正午前に終わったので
喪服姿のまま近くの寿司屋さんへ立ち寄ることにしたそうです。

ところが店長は「異様な視線で」こちらをチラチラ‥。

不審に思いながら食事を終えて店を出た途端、店内から

「塩をまいておけ!」

と怒鳴る声が聞こえたというのです。

その男性はどうも腑に落ちず、それ以来はネクタイだけは
外すものの、

「喪服はそこまで忌むべきものだろうか」

と投稿を結んでいるそうです。

 

Twitterでも多くのリツイートが!

 

この投稿が紹介されるとなんと
2000回近くものリツイートがされたというのです。

店長の対応もさることながら、喪服で飲食店に行くのは有りが無しか?
死ぬことはそんなに穢れ(けがれ)とされなければいけないのか?

などなど、様々な意見が出ていました。

 

葬儀後であろうが、喪服を着ていようが、
お店にとっては「お客様」です。

投稿を見ている限りでは、その男性達も
迷惑な態度をとったわけでもなさそうですしね‥。

ただ、商売人はゲン担ぎや縁起の良い事を大切にしている人も多いです。

でも、聞こえるような大声でしかもお店を出た途端に
「塩をまいておけ!」は配慮が無いし、私だったら二度とそのお店には行きません。

 

「通夜振る舞い」や「精進落とし」って何??

 

「通夜振る舞い」や「精進落とし」とは、
いわゆる「食事」のことです。

 

通夜の後に食べる食事を「通夜振る舞い」といいます。

親族や親しい関係にあった方に席についてもらい、
喪主から一言挨拶があった後いただきます。

もし、席について欲しいと声をかけられたら、少しでも
いただくようにしましょう。
喪主の方がみなさんへと用意された席ですので、
なるべく断らないのがマナーです。

では、翌日の葬儀の流れを見てみましょう。

葬儀

出棺

火葬

収骨~お骨が葬儀会場へもどる(自宅葬なら自宅)

還骨勤行

初七日(本来は葬儀から7日後に行う)

ここまでが、主な葬儀の流れですが、
最近は初七日も一緒に済ませる事が多いようです。

そして、全てが終わると「精進落とし」の席が用意されています。
精進落としとは、初七日の間は精進料理を食べていた習わしから
忌明けの食事という意味があり、

導師を勤めて下さったご住職や、参列者をねぎらう
意味もあります。

葬儀後に寿司を食べるのは非常識?

 

今回の件について語っているツイートを読んでいると、

「葬儀後は肉や魚は食べてはいけないから、そもそも寿司屋に行くのが間違い!」

といったツイートが結構多くありました。

地域によっては、肉、魚(寿司、お刺身など)は一切口にせず
葬儀後は精進料理をいただく所も沢山あると思います。

しかし、葬儀会場での通夜振る舞い、精進落としは、
寿司、から揚げ、お刺身、天ぷらなど‥

とても精進料理とは言えないような内容のところも多く、
ビールも準備されています。

強いて言うなら、

「本来は精進料理が理想で、肉食は慎む」

といったところでしょうか。

ちなみに、浄土真宗では、葬儀後の食事を
精進落としとは言わずに、

「お斎(おとき)」と呼びます。

※通夜振る舞いは浄土真宗も同じ言い方です。

 

仏教徒が塩をまくのは大間違い

 

このブログでも過去記事で触れた事がありますが、
浄土真宗では死を穢れとして扱わないので、

清め塩を使いません。

そもそも、仏教が死を穢れとして忌み嫌うことをしないので、
お葬式の後に、仏教徒が清め塩をまくのは間違いなのです。

(参考記事)
  ⇩
お葬式の清め塩の使い方や方法と故人の茶碗を破る風習の意味は?

死を穢れとして扱い、忌中、喪中を重んじるのは神道です。

今回の70代の男性は喪服で寿司店に入り、
お店を出た途端に「塩をまいておけ!」と言われたのですが、

「神道?」「仏教?」の解釈に加えて「店長の態度」もあって、
かなりの反響を呼んだのだろうと思います。

このヤフーニュースを読んだ人達の個人的な宗教観も入り混じった、
白熱しやすい問題だったのだと感じます。

 

まとめ

出典:http://2.bp.blogspot.com

ヤフーニュースのコメントを見ていたら、
多くの人が

「別に喪服の人を見ても嫌な気分にはならない」
「みんな絶対に死ぬのに」
「店長は後で人知れず塩をまけばいいのに」

といった声も多く、中には
「浄土真宗は死を穢れとしません」といった意見までありました。

ただ、世の中には死が縁起の悪い不吉なものだと
思う人もいるので、
せめてネクタイだけは外すと不必要なトラブルは避ける事ができるかもしれませんね。

そして、もしあなたが仏教徒であるなら、清め塩は必要ないという事を
知って欲しいと思います。

今回の件で、喪服で飲食店に予約なしで行くことが、
このような事態に出くわす可能性があるという事を知りました。

ただ、寿司店長がお客様にとった行動としては不適切ですね‥。

(あわせて読みたい記事)
    ⇩
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