目連(モッガラーナ)とは?超能力者で死に方が悲惨だった?

目連(モッガラーナ)とは?超能力者で死に方が悲惨だった?

夏まつりで盆踊りをした人は、大勢いると思いますが、
そのルーツを知っていますか?

実はブッダ(お釈迦さま)の弟子である
モッガラーナが踊ったことが始まりだったようです。

ブッダのお弟子さん達をご紹介するシリーズの
今回は、モッガラーナ(目連)について取り上げたいと思います。

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モッガラーナは超能力をもっていた?

出典:http://2.bp.blogspot.com

モッガラーナというのはインド名ですが、
日本では目連尊者(もくれんそんじゃ)
と呼ばれる事が多いと思います。

ブッダの弟子の特に優れた有名な10人の中で、
最も早く弟子入りをしました。

モッガラーナは幼馴染のサーリプッタとは大親友で、
この二人は同時に出家して、同時にブッダの弟子になっています。

ブッダはこの二人をとても信頼し、
サーリプッタを右腕、モッガラーナを左腕として頼りにしていました。

 

モッガラーナはブッダのボディーガード!

 

モッガラーナの出家からブッダに出会うまでは
サーリプッタの記事に書いてあるので省略しますが、

このモッガラーナには神通力があり、その力をつかって
教団の中でブッダのボディーガード的な存在として活躍するのです。

そんなモッガラーナは「神通第一(じんつうだいいち)」と言われ、
その超能力でこれから起こる事を言い当てたり、

ブッダに危害を加えようとする者が、近づかないように監視したり、
さらには地獄や極楽までも自由自在に移動できる
すごい力をもった人物でした。

 

モッガラーナの6つのすごい能力!

 

1・天眼通(てんげんつう)
どんなものでも見ることが出来る!

 

2・天耳通(てんにつう)
どんな音や声でも聞き分けられる!

 

3・他心通(たしんつう)
人が心の中で考えたことが分かる!

 

4・宿命通(しゅくみょうつう)
人の前世でのようすが分かる!

 

5・神足通(じんそくつう)
思い通りにどこへでも行くことが出来る!

 

6・漏尽通(ろじんつう)
こころに微塵もよごれがないことを知る事!

 

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お盆行事や盆踊りが始まったきっかけは?

 

モッガラーナとお盆に関わるとても有名な話があります。

浄土真宗の法話でも、何度か聞いたことがありましたので、
ご紹介したいと思います。

 

モッガラーナと母親のお話し

 

ある日モッガラーナが、亡くなった自分の母親は
一体どうしているだろうと、
得意の神通力を使ってあの世へ探しに出かけます。

しかし、極楽浄土のどこをさがしてもいません。

しかたがなく地獄へ行ってみたところ、
なんと母は餓鬼道に堕ちて飢え苦しんでいたのです、

その姿を見たモッガラーナは何とかして食べ物を
あげようとしますが、
与えた食べ物は母が手を伸ばすと燃え上ってしまいます。

出典:http://www.kyohaku.go.jp

それでも何とかして母を救いたいモッガラーナは
急いでブッダのもとへ行き、その方法を尋ねました。

すると、ブッダは

「母を餓鬼道から助けるには
多くの僧の力を
借りなくてはならない。

僧達に百味の飲食(おんじき)を供養しなさい」

と目連に教えます。

※この「百味の飲食(おんじき)を供養」というのは、
お坊さんたちに沢山の食べ物や飲み物をほどこしなさい
という意味のようです。

モッガラーナは急いでその通りにしたところ、

お坊さんたちへ用意した食べ物が、
餓鬼道で苦しんでいる者達の口にもいって、
ようやく母の口にまで届いたというのでした。

個人的な救済ではなく、感謝のほどこしが
母を救ったということでしょうか、

これで、母を苦しみから救えたモッガラーナは、
喜びのあまりに狂喜乱舞して踊り果てたそうです^^

 

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食べ物を用意した時期がお盆だった

 

先ほどのお話しで、モッガラーナが

「沢山のお坊さんに飲食のほどこしをした」

とありましたが、その時期とは、
「安居(あんご)」と呼ばれる時期で、

インドでは雨期にお坊さんたちがお寺にこもって
修行をする期間がありました。

飲食を用意したのが安居の終わる日で、
その時期がちょうどお盆の時期ということから、
先祖供養やお盆行事の発祥となったようです。

そして、母を苦しみから救えた喜びのあまりに
モッガラーナが踊ったことから、

盆踊りがはじまったとされています。

 

モッガラーナの死に方は悲惨だった

出典:http://2.bp.blogspot.com

何でも見通す力をもったモッガラーナですが、
その最期は悲しいものでした。

ブッダの為にその力を使って異教徒を追い払ったり
していたので、
モッガラーナを憎む人物(異教徒)は沢山いたようです。

モッガラーナは街頭で彼を恨む異教徒たちに襲われ、
石や瓦でたたき殺されてしまうのです。

肉は裂け、骨まで砕けた瀕死のモッガラーナの元へ
駆けつけたのは、幼馴染の親友であった
サーリプッタでした。

「神通第一の君がどうしてこんな姿に‥」

となげくサーリプッタに、モッガラーナは
ブッダへ最後のお別れの言葉を伝えてほしいと託すと
息をひきとりました。

親友のサーリプッタもそれからほどなくして
病死してしまいますが、本当にこの二人は
運命を共にした仲だったようですね。

 

まとめ

 

いつも夏のお盆の時期には
モッガラーナ(目連尊者)の事がお寺などで話されますが、

楽しい盆踊りの起源には、地獄の母を救った喜びが
元になっていただなんて意外でしたね。

浄土真宗では、ナス・キュウリや、
迎え火・送り火もしないのですが、そのお話しは
またの機会に書かせていただきます。

最後まで読んていただきありがとうございました。

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