まだどこのお寺にも属していない、
自分の代で、初めてお仏壇をご安置
したから、お寺をさがしている。
いまそんな方は大勢いらっしゃいます。
そもそも「門徒になる」とは
どういうことでしょうか?
(浄土真宗では檀家という言い方はしません)
初歩中の初歩から解説していきます!
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浄土真宗の門徒になるには?
浄土真宗では、一般に信者(檀家)の事を
門徒(もんと)
と呼んでいます。
同じ浄土真宗のみ教えをいただく
「同門の徒」ということです。
歴史のある「伝統教団」ですので、
親から子へ、子から孫へ、と伝承
される場合が多いのですが、
ご兄弟などで、新たにご家庭をもって
独立された方々は、きちんと手続きをされると
いいと思います。
より厳密に「門徒」となるには
所定の手続きが必要です。
寺院にある、門徒台帳に登録が必要です。
ご自宅での法要は、ご門徒の方であることが
条件です。
浄土真宗のお寺と縁がありながら、未だ
手続きを完了していない方は、是非とも
正式にご加入ください。
門徒になる為の手続きや費用は?
「門徒」に加入される時は、お寺にお申し出
下さい!
■護持費(ごじひ)は、月あたり数千円です。
各お寺で様々ですが、月あたり3千円~6千円
というところもありました。
(年間で計算すれば、数万円)
門徒の数が多ければ、1人当たりの
護持費は少なく、
門徒の数が少なければ、1人当たりの
護持費は多い。
という傾向があるようです。
入会金は不要です。
お寺という所は、みんなで※護持(ごじ)
しています。
お寺が※聞法(もんぽう)の道場として、
成り立っていくには、さまざまな経費が必要です。
※護持(ごじ)‥大切に守り、保つ事、
尊んで守る事
※門法(もんぽう)‥真宗では(もんぼう)
と読みます
仏語・仏の教えを聴聞(ちょうもん)すること
具体的な護持費の使い道
■日常の本堂の花
■維持管理費(水道光熱費)等
■本山賦課金
■仏教婦人会や、壮年会等の活動費
などです。
注):護持費や門徒の管理について きちんと登録がしてあり、 そうでない門徒のお宅でも、 どちらでも、依頼があれば、 ご住職のキャラクターでも様々な対応が お寺の会計を※総代さんがされていれば、 (※総代:団体・集団の代表)
あくまで護持費はある程度、 門徒の間で、護持費を支払っていないのに、 と、護持費の支払いでゴチャゴチャ 払いたくても払えない人もいますし、 そういった不公平も |
門徒の人はどのように過ごしている?
日頃から門徒として
どんな事を知っておきべきかご紹介します。
■ご家庭にお仏壇をご安置し、
朝・夕お参りしましょう。
■お仏壇のご本尊は、
本山からお迎えしましょう。
■仏さまにお参りする時は門徒式章
(もんとしきしょう)をかけて
お念珠をもちましょう。
■声に出して「南無阿弥陀仏」
(なもあみだぶつ)を唱えましょう。
■※正信偈(しょうしんげ)
のお勤めができるようになりましょう。
■正しい仏前作法(お焼香など)
を身に付けましょう。
■お寺の法座や、
行事には家族で進んで参加しましょう。
■迷信や、
俗信に惑わされないようにしましょう。
■仏事で気にかかることはお寺へ相談しましょう!
※正信偈(しょうしんげ)は、
聖典に載っているお経です。
まとめ
分からない事や、心配事はお寺へ
相談するのが一番いいと思います。
みなさんも、これから門徒としての
自覚をもって、より一層
み教えをいただいて下さい。
誰でも始まりがあり、分からない事だらけ
ですが、
当サイトが少しでもお役に立てれば幸いです!
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