通夜・葬儀

葬儀の喪主や家族がインフルエンザや風邪だと延期できる?お通夜の代理は可能?

これから流行してくるインフルエンザ。

感染力が高く、風邪よりも症状が
重い為、場合によっては命の危険も
あります。

いつ何時感染するかわからない
インフルエンザですが、
通夜・葬儀だろうが容赦なしです。

そこで、例をあげながら、最善の
対処法をいろいろご紹介します。

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喪主は体調を崩しやすい?

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出典:2.bp.blogspot.com

インフルエンザが流行中の時期に
通夜・葬儀を行う場合、
喪主さん自身が体調を崩されたら大変ですね?

実は喪主さんが一番体調を崩しやすい
場合が多く、危険なのです。

何故かというと、

「喪主さんは心身共に休む暇がない」

という理由があります。

突然亡くなった場合を除けば、

ご家族がお亡くなりになるまでを
看取る期間は、
精神的、肉体的に辛く、
その疲労は相当なものです。

もし、入院されているご家族のお世話等で
病院を出入りされていたら、
尚更インフルエンザの
感染の確率は高いです。

その疲労困憊の状態で葬儀の手配、
通夜・葬儀の段取りや、
参列者への対応、

もし、今までお寺に関わったことが無くて、
お仏壇が無いご家庭の場合はさらにバタバタします。

そんな中、通夜・葬儀の時に、
喪主がインフルエンザで
ダウンしてしまった場合の対処法を
ご紹介します。

1・通夜・葬儀を延期

結論から言えば、

「延期は可能」

です。

私も実際、予定されていた葬儀(出席予定)
が台風の影響で(理由は違いますが)
2回も延期になったことがありました。

台風シーズンではこういった事例は
あるようですが、これは参列者への
安全の配慮という点からの延期です。
実際の所、強行してしまう場合が
多いそうですが‥)

インフルエンザは感染力が強く、
高齢の方や、乳児・幼児には
命の危険さえある怖い病気です、
参列者への配慮を考えるなら、可能であれば
延期もやむ負えない選択だと思います。

通常では、

■通夜

■葬儀

■火葬

の順に進みますが、延期する場合には、

■火葬

■通夜

■葬儀

というように、通夜と葬儀だけ
後の別日に延期していきます。

火葬は、予約制となっていることと、
遺体の管理は日が延びるほどに
喪主に費用がかかってくる点があり、
延期をしない場合が多いです。

実際に通夜・葬儀が延期されることは多いの?

通夜・葬儀が延期になることは多いのかと言えば、
そうではありません。

かなりの割合で強行してしまう事が
多いのが現実のようです。

理由として、

■延期の旨を参列者へ連絡するのが大変

■仕事の都合でその日しか通夜・葬儀ができない

といった喪主への負担がさらに増えてしまうという
ジレンマが生じるからというのが理由です。

2・配偶者や家族に喪主代理をお願する

喪主として欠席するのは不本意ではあるかと
思いますが、

やはり、

感染力の強いインフルエンザである以上、
感情論で通夜・葬儀に無理に出席してしまい、

参列してくださった方、葬儀に携わって下さった
スタッフ、ご住職等へ
移してしまうような事は避けるべきです。

無理をせずに他にお願いする方がよいでしょう。

 

喪主となるべき人には決まりはありません。

 

基本的には、故人と一番なじみがあり、
なおかつ喪主を任せれる方がいいでしょう。

これは、インフルエンザ等での体調不良の
場合だけでなく、

 

■高齢の為、喪主の任が無理な場合

■やむおえない緊急の用事が発生した時

 

といった場合にも喪主代理に依頼するケースは
珍しくありません。

代理になるべき人は、喪主の次に血縁が強い
ことが無難ですが、

その他の喪主代理に適した条件をあげますと、

 

■葬儀におけるリーダーシップを親戚間でとれる人

■故人の生前を良く知っている人

■理想のパートナーである葬儀社を探すことを行う人

 

というものがあります。

そして、

 

「そこそこ年齢がいってる人」

 

がいいですね、20代くらいで若いと、
葬儀や見送り、参列者への気配りなどの
意識が成熟されていない状態が多く、
喪主は難しいのです。

なので、

無理に血縁で決めることはしなくてもいいです。

3・複数人で喪主代理をする

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例えば、父が亡くなります。

子供が3人いた場合、
喪主は長男が務めることが多いです。

しかし、
当日に長男が体調不良で当日参列できない場合、

他の兄弟のどちらかが
喪主代理をしなければいけない自体が発生します。

こんな場合は突然のことで
気持ちの整理もつかないまま、

1人で背負うのが負担という場合は、
両人へ依頼も可能です。

 

喪主代理は1人でなくても良いのです。

 

喪主代理へ不満やケチをつけないように

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喪主代理を頼んだ場合は、基本的にはその方を
信頼して任せましょう。

自分とは違う人間である以上、故人への思いや、
葬儀に対する考え方等の違いは
あるかもしれません。

しかし、立場上、

大変な役をお願いしたのですから、
無用なトラブルはやめましょう。

余計な負担は事前相談で減らしましょう

 

「悲しむ暇もなくバタバタと‥」

なんて言葉もよく聞きますが、
バタバタしすぎると
ただでさえ心身ともに万全でない時には負担大です。

ましてや喪主だけでなく、まわりの家族も
同じように悲しみ、

体調も崩しやすい不安定な状態だからこそ、
インフルエンザの流行時期には注意が必要です。

家族が亡くなるという大きな出来事の中、
自身の健康にまで気を配る発想は無いかも
しれませんが、

葬儀社の方からも、
無理をされるご家族の事を心配する声が
あちこち見受けられます。

負担を減らす方法としては、事前相談があります。

あらかじめそろそろ葬儀をしなければ
いけないなと分かっている場合で、
相談をしておこうと判断されたら、

 

■候補がある場合は複数の葬儀社への資料請求

■決まった葬儀社で担当の人と繋がりをもっておく

■故人のパーソナリティーを伝える

■宗派の確認

■葬儀の場所

■埋葬場所があるかどうか

■予算(みつもり)

 

といった事前相談をしておけば、

 

焦って気がつけば火葬場だった

 

といった事にもならないでしょうし、
きちんと段取りが、ある程度頭に入っていれば、
精神的余裕があって良いかと思います。

まとめ

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普通の風邪ではないところに
インフルエンザの恐ろしさがあります。

喪主以外に、その家族や親せきの方が
インフルエンザにかかった場合にも、
通夜・葬儀への参列は
控えたほうが良いでしょう。

治ってからでもお焼香はできます。

参列しなかったからといって、
故人が悲しむ
ということもありません。

浄土真宗の教えでは、

死と同時にお浄土に生まれ、
仏さまと成らせていただく

とあり、生前の故人の性格や、思考といった
霊的なものは存在しませんよと
言っています。

故人はすでにお浄土へ行かれているので
心配はいらないということです。

通夜・葬儀の大変な時にインフルエンザにまで
感染してしまわないように、
ご自身の体の事も少しは考え、
事前相談で余裕のあるスケジュールを
工夫されて下さい。

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