今回は、
「誰が喪主を務めるか」
についてお話ししていきます。
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まずは喪主を決めないと進まない!
お葬式を乗り切るまで、ご家族はたくさんの
「選択」
を迫られます。
すでに葬儀社が決まっているなら、
葬儀内容の打ち合わせに進むべきでしょうか?
まず、その前に、
喪主を決めなければいけません。
逆に、
誰が喪主を務めるのかを決めない限りは
この先には進めない
と考えて下さい。
喪主にふさわしいのは誰?
一般的に喪主は、故人の配偶者や長男、長女が努めると思われていますが、
そのような決まりはありません
では、誰が喪主にふさわしいかと言うと、
お墓、お仏壇、その後の法事を
代々受け継いでいく「祭祀継承者」です。
簡単に言うと、自宅のお仏壇等をお世話していく人、
お墓を守っていく人、あるいはお墓を新たに購入する人のことです。
そこで、まずは、
ご親族の中で、誰が祭祀継承者になるのかを確認しましょう。
喪主決めで、すごくもめてしまったら‥
祭祀継承者は、第一に
「被相続人(故人のこと)による指定」
で決まります。
特に指定が無ければ、習慣によって決めてよいことになっています。
ほとんどのご家庭では、この段階で決まりますが、
なかにはもめてしまうケースもあります。
例えば、故人はとくに信仰心がなかったのに、
配偶者やご兄弟など「喪主候補」の間で、それぞれ宗教や、宗派が違うような時です。
この場合、当事者同士の話し合いでは解決しないこともあります。
そんな時には、
「家庭裁判所による調停・審判」
によって、決められることになります。
まとめ
■ご遺体の安置ができたら、喪主を決めてから
葬式内容等の打ち合わせをしましょう。
■喪主は故人の配偶者・長男・長女という
きまりは無い
■今後、お仏壇屋お墓を守っていく
「祭祀継承者」が喪主にふさわしい
■主教の違い等でもめて喪主が決まらなかったら、
「家庭裁判所の調停・審判」によって決められる。
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