お葬式のスタイルのお話をしてきましたが、
今回は、
「無宗教式」
にスポットを当てて話を
進めていきたいと思います。
(あわせてどうぞ)
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無宗教や宗教の異なる家族の葬儀の決め方は?故人の意思は尊重すべき?
「無宗教式」選ぶ前に知っておきたい事
お葬式の「形式」は、故人が生前信仰していた、
あるいはご家族が信仰していた宗教でほぼ決まります。
葬式形式で選択の余地があるとすれば、
「無宗教式にするか否か」
であることは、すでにお話ししました。
ここ最近、お葬式の形は大きく様変わりし、
例えば音楽葬や個展葬など、故人の趣味や
個性を生かした宗教儀式を伴わない自由な
お葬式を望む人が、少しずつですが、
確実に増えています。
葬儀の
「あの世へ送り出すための宗教儀式」
という意味合いが、近年では
「亡くなった人とのお別れの儀式」
とする考え方に変化し、それが一般化
してきたことが理由としてあげられるでしょう。
しっかりしたイメージがないと失敗も
ここで、注意していただかないと
いけないのが、
「無宗教式」は、それまで宗教的な(仏式・神式・キリスト教)
お葬式しか経験したことの無いご家族や、あまり経験の無い
葬儀社にとってはイメージが描きづらいものであり、
それだけに失敗に終わるケースも少なくないようです。
しかも、1つのお葬式が故人やご遺族の希望に沿って
オーダーメイドで提供されることが前提になりますので、
事前に葬儀社を見つけてうえで、綿密に打ち合わせ
を済ませておく事が望ましいでしょう。
ですから、ご家族が亡くなった後に、あわてて
「無宗教式」を希望するのは基本的に
お勧めできません。
無宗教式は経験豊富な葬儀社へ依頼
もし、事前相談をするとしたら、どんな
葬儀社を選べばよいでしょうか?
それは第一に、
葬儀内容の企画力が高いことです。
次に、
「無宗教式」を執り行った経験が豊富
な事です。これは葬儀社単位というより、
担当者のスキルの方が重要ですので、
正式に依頼をする前に、必ずチェックして
おきましょう。
ただし、最終的に「無宗教式」のクオリティー
を決定づけるのは
「どうしてもこういうお葬式で送り出したい!」
という、故人に対するご家族の想いの強さであり、
愛情の深さであることを忘れないでください。
まとめ
■いままで宗教的なお葬式しか経験した事ない
ご家族や、葬儀社では、「無宗教式」は難しい
■事前相談で綿密な打ち合わせが望ましい
■「無宗教式」を執り行うなら、経験豊富な葬儀会社と
スキルの高い担当者であるかをチェックすること
■「無宗教式」のクオリティーの高さは、故人への
愛情や想いが最終的にものをいう
(良い葬儀社えらびにどうぞ)
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