入仏法要をとり行う時に、必ず皆さんが
悩まれるのが「お布施」だと思います。
特に、何に包めばいいのか、
水引は何を選ぶのか、いくら包めばいい??
疑問だらけと思います。
お布施の他にも「お車代」
の疑問も多いようでしたので、
あわせて載せてみました!
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お布施の金封と表書きについて
まずは、金封ですが、入仏法要はお祝い事なので、
紅白の結び切りの金封
(熨斗無し)を用います
元来長寿を表すアワビが使われていた為、
仏教では生臭物を避ける為、
熨斗を付けないのが通例です。
ただし、一般的な紅白の水引の
金封には右上に必ず熨斗がついてきますので、
入手が困難かと思われます。
その場合は、
無地の白い封筒にお布施と書くか、
市販のお布施と印刷された封筒を
用いられたらいいかと思います。
その際には、下半分にお名前を
書かれて下さいね?
お寺=黒白の水引は間違い!
よく、お寺ごとだからといって、
何でもかんでも
黒白の水引を使う方がいらっしゃいますが、
これは間違いです。
今回の入仏法要(式)は、
ご本尊(阿弥陀様)をお迎えした事を慶び、
そのお徳をたたえる法要なので、
紅白の水引を用います。
そして、金封の表書きによくある間違いで
「御経料」
「回向料」
「御礼」
とは書きません。
ご住職への御礼と勘違いされている方が
多いからこのような間違った表書きを
される方いるのですが、
「お布施」とは、
ご住職へ差し上げるものではなく、
お寺のご本尊「阿弥陀如来」にお供え
するものです。
お供えなので、ご住職への報酬ではありません。
お布施の金額はいくら包む?
気になる金額ですが、ここでは一般的な
相場をお話しします!入仏法要(式)の場合
1万~5万
が多いようです。
これはあくまでも参考です。
もちろん、経済力に応じた金額でいいのです。
あるサイトでご住職さんが答えられてた相場は
3万円~
というものもありました。
お布施とは、報酬ではありません。
「施し(ほどこし)」です。なので、
報謝(ほうしゃ・徳に感謝すること)の
気持ちを包まれて下さい。
地域や、ご家庭よっては、
数十万~というかたもいらっしゃいます。
お布施の考え方としては、
自分にできる
無理のない範囲での精一杯の施しである
という事を念頭にお考えください。
お布施の渡し方
法要が終わり、ご住職によっては法話(お話し)
をされる方もいらっしゃると思います。
お帰りになる前にお布施を、
お盆に乗せてお出しして、
「おことづけして申し訳ありませんが、お供え下さい」
と言葉を添えるのがいいでしょう。
※おことづけの意味あいとしては、
先ほども言いましたが、ご住職への報酬ではなく
お寺のご本尊へのお供えなので、
本来は、私がお寺までお参りしてお供えするところを、
おことづけして申し訳ございません。
という意味合いで使います。
(※お盆に乗せてお出ししましょう!)
渡す時の向きは、ご住職に
文字が読めるような向きでお渡しします。
お車代が必要な場合は?
ご自宅のお仏壇の法要の場合
お寺から自宅まで、
ご住職さんにお下がりいただいたくということで、
遠い、近いの問題ではなく、
白の無地の封筒に
(お布施とは別に包む)
「御車代」として包むほうが良いでしょう
白い封筒にご自身で書かれてもいいですし、
市販の「御車代」と印刷された封筒が
ホームセンターにも売ってあるそうです。
おおよそのお車代の相場は
2千円~5千円
でした。
お渡しする時は、お布施と一緒にお盆に
乗せてお渡ししていいと思います。
お渡しする向きはお布施と一緒です。
まとめ
基本的な事を知っておけば、法要があっても
慌てずにすみます。
せっかく法要をされるのであれば、
こういう機会に色々と勉強される
のもよいきっかけですね?
準備は大変かと思いますが、
当サイトがお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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