お仏壇を何らかの理由でお引越し(移動)をする際に、
お寺さんに頼んで、引っ越し前と引っ越し後にお経をあげてもらわないといけない??
という部分を悩まれる方がたくさんいらっしゃいます。
浄土真宗の場合はどうするのが正しい方法なのか?
お経をあげないと先祖の霊魂が…と気になる方にも是非読んでいただきたい内容です!
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お仏壇の引っ越し(移動)で魂を抜いたり・入れたりは必要ない
ここでお話するのは、
例えば、
ある家のお仏壇を、違う家へ引っ越し(移動)させるといった場合です。
なので、すでにそのお仏壇には
ご本尊の阿弥陀如来やお脇掛けが安置してある状態ですね。
結論からお話すれば浄土真宗の場合、
お魂抜き(お性根抜き)や
お魂入れ(お性根入れ)はしません。
そもそも、そういった
「魂」を抜いたり・入れたりといった法要(お経)は浄土真宗に存在しません。
よく「お性根抜き・お性根入れ」といった言い方もありますが、
浄土真宗では、霊魂が宿るといった考え方をしない宗派です。
ご本尊の引っ越し(移動)なら遷座法要(せんざほうよう)
浄土真宗のお仏壇の考え方として大切な事は、
お仏壇は阿弥陀如来(ご本尊)を安置する為の「家」だという事です。
お仏壇という「家」は、
ご本尊であるご主人をお迎えする為に用意されたものです。
なので、
先祖や故人を祀る所でもなく、霊魂が宿っている場所でもありません。
言ってしまえば、
ご本尊を安置していないお仏壇は、ただの箱です。
なので、引っ越しや移動でご本尊が動く場合なら
ご本尊(阿弥陀如来)の移動に関わる
遷座法要(せんざほうよう)が該当します。
遷仏法要(せんぶつほうよう)や お移徙(おわたまし)という 言い方もあります。 |
ちなみに、新しく購入したお仏壇に
初めてご本尊を安置する場合だと
「入仏法要」(にゅうぶつほうよう)になります。
遷座(遷仏)法要が必要な例は?
遷座法要が行われる例としては、
・古いお仏壇から新しいお仏壇へご本尊を移し替える時
・お仏壇を修理(お洗濯)に出す時にご本尊を取り出す場合
などがありますが、
・家から家へお仏壇を引っ越し(移動)させた時
という場合は、
法要をするかしないかは個人の判断といった所のようです
お仏壇の引っ越し(移動)に必ずしもお経は必要ない!?
もし、遠く離れた場所へお仏壇を移動するのであれば
お世話になるお寺も変わる場合もあるでしょうし、
新しい土地、家へご本尊をお迎えするのだから
是非とも遷座法要をさせてもらいたい!
という信心がある方なら、遷座法要をされるのはよい事だと思います。
しかし、ネット上の色んな意見を調べたところ、
お仏壇のご本尊自体は
変わりなく今までのお仏壇に安置されているのだから
必ずしも遷座法要は必要ないという僧侶の方の意見もありました。
結局は、新しい場所にご本尊(お仏壇)をお迎えするにあたって
「自分の気持ちとして法要する?しない?」
といった部分にゆだねられる問題ですね。
引っ越し業者などに依頼すると「魂は抜きましたか?」と聞かれることも…
これは業者にもよると思いますが、
お仏壇を運ぶにあたって「バチ・祟り」を気にする事があるようで、
お経をあげて魂(お性根)を抜いてもらってからでないと
先祖の祟りで運搬中に事故が起きてはいけない…
と慎重になる業者があるようです。
浄土真宗では、
迷信・まじない・占い・おみくじ・霊魂などの考えを用いない宗派なのですが、
業者の方から
「お経(お魂抜き)はお済ですか?」
と聞かれた場合、
もし、個人のお考えで遷座法要をしてない場合でも
「大丈夫です。^^」
と答えておいた方が無難ですね。
何を信じて何を信じないかは、個人によって大きく異なりますので、
そこをうまく使い分けていいと思います。
お仏壇の引っ越しは「修理・修復」するいい機会
お仏壇を「修理・修復・クリーニング」
する事を「お洗濯」と言います。
お仏壇の引っ越しは
傷んだ箇所や、汚れなどを綺麗にするいい機会です。
長年大切にしてきたお仏壇でも、
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という気持ちを込めてお仏壇を
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↑
(※もんと=浄土真宗では檀家ではなく門徒といいます)
まとめ
長くなってしまいましたが、
結果として、
すでにご本尊が安置してあるお仏壇を引っ越し(移動)させる場合
遷座(遷仏)法要はした方がいいけど、無理にしなくてもよい
という答えにたどり着きました…。
こいったサイトを運営している立場上
「必ずお寺に依頼して法要をしましょう!」
と書いてしまいがちですが、
不慣れな方にとっては仏事のあれこれは
本当に大変な事だと思います。
そんな方の為に、
ネット上で気軽に相談できる窓口が
増えているので利用するのも1つの手だと
思います。
当サイトがお役にたてれば幸いです!
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