「何もないのにお仏壇を買うと死人がでる!」
こんな話を聞いたことはありますか?
年配の方だと、この迷信を
耳にしたことがあるという人も
いらっしゃるかもしれません。
では、お仏壇は、死人が出た後に
買ったほうがいいのでしょうか??
浄土真宗の教えとしては、
以下の様ににお話しされています。
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こんなうわさ話を聞いたことがありませんか?
「何もないのにお仏壇を買うと、死人が出る」
この迷信はたいていの方が知っていて、
信じている人は
「私はやめた方がいいって止めたのに
お仏壇を買うもんだから、買ったとたんに
○○さんが死んでしまって‥」
と、真顔で話す人もいるほどです。
本当にそんなことってあるのでしょうか?
「何もないのにお仏壇を買うと‥」って、
何もない=誰も死んでいないのにという意味です。
どうしてこんな迷信を気にするのでしょう?
それは‥
お仏壇が「死者を祀る所」という、
誤った認識から生まれたものだからです
みんな元気なのにお仏壇を買うと、
そのお仏壇に祀られるために死んでしまう
というホラーな話が一部の人の間で信じられています。
しかし、
お仏壇は、亡くなった人を祀り、慰める
場所ではありません。
以前の記事にもありますが、
⇩
お仏壇を購入するタイミングは?誰も死んでいない家庭には必要?
この間違った認識をもつ人が
本当にたくさんいらっしゃいます。
すなわち、死者を祀るためのお仏壇を
安置するのだから
「死者」がいなければ困るのです。
そうして、
「お仏壇を先に買うと、入るべき死人が出る」
という短絡的な発想が生まれたのでしょう。
お仏壇を前もって買わなくて後悔…。
今度は逆に、お仏壇を買わなかったばかりに
後悔する羽目になった人もいます。
その奥さんは、ご主人が、
「お仏壇を安置したい」
と願われてたにも関わらず、
「死人が出る」
という迷信を気にして、お仏壇を買う事に反対したそうです。
ところが、ほどなくして、
お仏壇を買っていないのに、ご主人が亡くなられたのです。
奥さんは、泣きながら、
「主人はきっと、如来様を身近に仰ぎ、
心のより所にしたかったのでしょう。
そんな主人の願いも理解せず、迷信を
気にした私が悪かったのです。
せめて死ぬ前に買って、安心させてあげたかった」
と語ったというお話があります。
何もないのにお仏壇を買うと死人が出る
なんて、因果関係はありません。
だれもが、いつ死が訪れるかはわからないのです。
買う・買わないに関わらず、縁が尽きれば
誰もが死んでゆくのです。お仏壇は、そうした
はかない人生を精一杯生き抜く拠り所
になるものです。
「死人が出る」なんて気にする必要はありませんね?
※なお、購入の時期や、日の吉凶
も気にする必要はありません
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まとめ
■お仏壇の購入と「死」に因果関係は無い
■購入する日もきにせずに