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お年賀をお寺に贈る際の品物は?金額の相場と水引やのし袋の種類は?

昔からお寺にお世話になっているお宅では
「お年賀」をお寺へ持って行き、新年のご挨拶などをするのですが、

いままで縁のなかった人にとては分からない事だらけですよね?

親が亡くなったのをきっかけに、お寺とのお付き合いを代変わりしたので、
何も分からないという方も多いと思います。

もっと気軽にお寺へ年始のお参りができるように、アドバイスさせていただきます!

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お年賀とは?何を持って行けばいい?

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出典:4.bp.blogspot.com

簡単に言うと、「お年賀」というのは、新年のご挨拶の際に添える贈り物のことです。

一般的にお寺に持っていくお年賀には大きく2種類あります。

パターン1・金封にお金を入れて渡す

パターン2・お菓子などの品物を渡す

どちらかで大丈夫です。

お寺側としては、

「何をいただいても結構ですよ!」

という考えなので、どちらでもいいと思います。

もし、いつも親がお菓子を持って行ってたな‥

という方であれば、お菓子を用意されてもいいですし、

品物を買いに出る事が難しい人や、何を買ってよいか分からない人でしたら、
金封にお金を包むのでも大丈夫です。

お年賀の品物には何がいい?お寺に贈ってよろこばれるもの

品物(お菓子など)をお年賀として贈る場合は、
基本的に「日持ちするもの」がいいでしょう。

洋菓子の詰め合わせや、クッキー、羊かん、お煎餅、など

ご自身が贈りたいものを選ばれて構いません。

また、お寺なので「お茶」なんかも喜ばれるのではないでしょうか?

客事の多いお寺ですからいくらあってもよいかと‥

そのうち、お寺さんとの関わりが深くなっていくと、
ご住職やご家族の好みなども分かってくるかもしれませんね。

お年賀の品物の値段相場は?

「お年賀」といっても、新年のご挨拶に添えるものなので、高価な品物でなくても大丈夫です。

大体3千円あたりの品で十分です。

お年賀の品物の水引や掛け紙に書く文字について

そして、掛け紙の水引はお年賀なので紅白です。(熨斗のしがついてない掛け紙にしましょう)

上段に「御年賀」と書いて、下段にをかきます。(フルネームも可)

お年賀で金封を包む場合(金額はいくら?)

お年賀として、お金を包む方は、

1千円、3千円、5千円、1万円

地域で差があるのですが、そこまで高い金額の必要はありません。

こういったお金は、お寺の管理費・維持費・修繕費として使われるようです。

みんなのお寺なので、こういった布施収入は、きちんとお寺の事に役立っているんですね。

お寺に使用するお年賀用の祝儀袋は紅白でOK

使用する金封は「紅白の蝶結び」の金封でいいでしょう。

お寺に使用する金封は、以下のような「のし無し」を使用するのが理想です。

新年のご挨拶なので、紅白の水引で大丈夫です。

喪中なら水引のない白の現金封筒が無難

ご家族を亡くしたばかりの方は、心情的に紅白の水引を使う気にならない場合もあると思います。

そんなときにはどんなシーンでも使える「無地の現金封筒」が便利です。(我が家もよく使います。)

慶事・弔事など関係なく、何でも使用できる無地の真っ白な封筒はあると便利ですよ!

封筒の表書きの書き方

表書きは、
上段へ「御年賀」と書き、下段にはを書いてください。(フルネームも可)

お年賀の渡し方の作法(何て言えばいい?)

大抵、年始の期間は(1月7日ごろまで)新年のあいさつにお寺へ参られる方が多いので、
お寺には常にどなたかが、いらっしゃると思います。

その際には、

まず、本堂へあがり、阿弥陀様の前でお焼香、合掌にてお参りをされて下さい。
(お念珠を忘れずに!)

近くにご住職か奥様がいらっしゃれば、
お忙しそうでなければ、ご挨拶しましょう。

例:「○○町の田中でございます、
去年の母の葬儀にはありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。」

この時に、住んでいる場所や、名前を言っていただかないと、

お寺側も全部の門徒さん(檀家さん)の顔と名前を覚えているわけではないので、

きちんと名乗ってからご挨拶する方が丁寧でいいと思います。
(顔なじみであればここまで言う必要はありませんが)

このような挨拶と一緒に、持ってきたお年賀をお渡しするといいと思います。

※お寺ではご本尊の前に持ってきた品をお供えするのが一般的ですが、分からなければ、お寺の方に何でも聞いてみましょう。

お寺によってはお茶、お菓子をふるまわれる所もあるかもしれません。

その際には、残ったお菓子は持ち帰るのがお寺での一般的なマナーです。
(ほどこしを受けたらありがたく頂くのが礼儀です。)

まとめ

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かなり細かい事をたくさん書きましたが、ここまできちんとしなくても、

お寺のご住職さんの人柄や、地域性、

親がしてきた今までのお寺との付き合い方など、臨機応変に対応されて大丈夫です。

皆さんがすべてきちんとお年賀をされるわけでもありませんが、
きちんとお寺へご挨拶をすることはとても素晴らしいことです。

今後のお付き合いもしやすくなりますし、よい年始のスタートを切れるのではないでしょうか?

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