お寺の法要や、年中行事に
参拝(参加)してはいかがでしょうか?
個人的にご挨拶に出向くわけではないので、
他の門徒さんに紛れてお寺の様子や、
ご住職や講師さん
(他のお寺からお話をしに来られる僧侶の方)
の楽しくて為になる法話に耳を傾けるのも
よい縁になると思いますよ?
それでは、一年間の主なお寺の法要と年中行事を
ご紹介します。
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報恩講(ほうおんこう)
宗祖(浄土真宗を開いた人)親鸞聖人(しんらんしょうにん)の
ご命日(1月16日)にあたって、
聖人のご遺徳を偲ぶ一番大切な法要です。
まだ門徒になって、お寺へお参りしたことがないといった方は、
浄土真宗で1番重要とされる報恩講へ行かれることをお勧めします。
西本願寺(浄土真宗・本願寺派の本山)では、
1月9日~16日まで、
「御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)」が営まれます。
よく門徒さんやご住職が「ごしょうき」と略して言っているのを
聞いたことがありますが、
一般のお寺では、少し早くからするところもあり、
10月から1月上旬に営まれます。
この報恩講は、色んな呼び方があって、先ほどの「ごしょうき」
の他に、
取り越して早めに行うところでは「おとりこし」
「おひきあげ」
七日間行われることから
「お七夜(ひちや)」
かわいらしく
「ほんこさん」
などと、呼ばれています。地域によっては門徒のお宅で
行われるところもあるようです。
(詳しい内容はこちらです)
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彼岸会(ひがんえ)
3月・9月の春と秋のお彼岸につとめられる法要です。
「彼岸」とは、悟りの世界をのことで、
その悟りの道を歩める「み教え」を聞かせていただく
事を喜ぶ機会です。
一般のお寺でも彼岸法要としてつとめられますし、
本山の西本願寺でもつとめられます。
(お彼岸の詳しいお話しはこちらです)
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花まつり
4月にあるのお釈迦さまのご誕生を
祝う行事です。
お釈迦さまの像に甘茶(あまちゃ)をかけて
お祝いします。
子供たちが多く参加する行事で華やかで楽しい
お祭です。
(花まつりについて)
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宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)
5月21日の親鸞聖人のお誕生日を祝う法要です。
この日や前後の日に法要をつとめ、
お寺によっては趣向を凝らしたお祝いの行事が
催されます。
本山・西本願寺では、5月20日、21日につとめます。
盆会(ぼんえ)
7月、8月の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の略です。
亡き人を偲びながら、み教えを聞くご縁としてつとめます。
お盆の時期はお寺さんも忙しく、門徒宅へお参りする
地域もあります。
(当サイト管理人も、実家でお盆のお仏壇の準備を整えて、
お盆の間にお寺さんが、門徒宅を一軒ずつお参りして
下さるのを、いつ見えられるのかな??
と、ドキドキして毎年待っております。)
本山・西本願寺では、8月14・15日につとめられます。
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永代経法要
永代にわたってお寺で経典が読み伝えられることを
「永代経」と言います。
永代経の懇志(こんし)=(お布施のこと)
は、お寺が永代に渡って護持され、
お念仏のみ教えがますます広まるようにとの心で
お納めします。
本山・西本願寺では毎日つとめられます。
除夜会(じょやえ)
大晦日、あるいその前に、
1年の締めくくりとしてつとめられます。
仏前で、1年を振り返り、新しい年をむかえましょう。
本山・西本願寺では、12月31日につとめられます。
(除夜の鐘について詳しくはこちら)
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この他、12月の法要と言えば、
「成道会(じょうどうえ)」(12月8日=釈迦が
さとりを開かれた日)
「涅槃会(ねはんえ)」
(2月15日=釈迦が亡くなられた日)などをつとめる寺院
もあります。
まとめ
各お寺が上記の全ての法要をつとめているわけでは
ありません。
そして、お寺によって催しは本当に様々で、
そこはご住職のカラーや、地域性も見て取ることが
できますね?
1番重要な「報恩講(ほうおんこう)」は、門徒にとって
1番盛大に行う法要です。
いつもお参りの時は「お念珠」は必ず忘れずに。
そして、「聖典」をお持ちならお勤めを一緒に
される時に必要ですので、用意されて下さい。
(聖典は、お寺に貸し出し用でおいてある場合もあります)
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