喪主の方ばかりではなく、
喪主家族にしかできない仕事があります。
そこで今回は、
・お通夜の流れ
・喪主と家族の仕事
・僧侶へのお車代の金額
をお話ししていきたいと思います。
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「通夜の儀」が始まってしまえば、
基本的に葬儀社が全てを仕切ってくれますし、
優秀な担当者は適切な指示・指導をしてくれますので、
心配いりません。
まずは、通夜が始まるまでの
当日の朝からのするべきことですが、
・供花の追加分があれば、朝一番に
担当者へ報告してください。
・安置されていたご遺体を棺に
納める「納棺」をします。
(暑い時季などは、通夜当日を待たずに
済ませる事もあります。)
ご遺体の処置・着せ替え・顔のお手入れ
メイク・納棺など、2時間程度かかります。
納棺については、葬儀社のスタッフだけで
行われることもありますが、
静かに故人と時間を共有するために
そして、「死」と正面から向き合うためにも
ぜひご家族で参加してください。
もちろん、小さなお子様まで含めて
全員で見守りましょう。
・家族は通夜が始まる1時間半前には
到着するようにご自宅を出ましょう。
ここまでが、通夜当日の自宅を出るまでの
喪主とその家族がすることです。
現地に着いてからすること
自宅から現地へ着いたら、
供花の数と、供花にしたためられた芳名が
間違っていないか確認してください。
そして、僧侶が到着されたら挨拶をして、
「お車代」をお渡しします。
金額は 5千円~1万円が一般的です。
白い封筒にそれぞれ
「御車代」「御膳料」
と書いて、下には名字を書きます。
通夜振る舞いの席で、ご住職さんも
一緒に着かれる事こともあるかと思いますが、
大抵の場合はそのまま帰られるので、
「お膳料」
金額は 5千円~1万円が一般的です。
(浄土真宗では御膳料ではなく、
「お斎料(おときりょう)」です)
葬儀担当者にも確認して
用意されたほうがいいと思います。
お通夜の流れ
1・喪主の方と葬儀社で進行確認
通夜を行うにあたり、受付の段取りや、
供花・供物・席次・焼香の順序などを確認しておきましょう。
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2・式開始1時間半前くらいから受け付け開始
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3・一同着席
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4・僧侶の入場
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5・読経
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6・遺族、親族、参列者の焼香
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7・僧侶の退場
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通夜振る舞いの席(お斎の席)に遺族、親族
が着きます。
※地域によって多少の違いあり。
となります。
まとめ
通夜の夜と言えば、昔は線香の火を絶やさない
為に「寝ずの番」をしたものです。
しかし、実は意味は無く、
お通夜・葬儀にまつわる迷信の1つなのです。
特に宗教的な意味合いと言うよりも、
ご遺体のそばにみんなが集まり、
思い出を語り合う事に意味があった
のではないでしょうか?
最近は宿泊できない式場も増えていますので
振る舞いの席(お斎の席)などで、参列者の皆さんと、
故人の思い出を語り合う事が、
喪主家族の大切な役割ではないでしょうか?
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