焼き芋が好きな方は多いと思いますが、気になるのが「おなら」ですよね。
- できるだけオナラを出さないように防ぐ方法
- おならが作られるメカニズム
- においが臭い・臭くないといった違いは一体なぜ?
といったサツマイモとおならの関係をお話しします。
さつまいもを食べるとお腹の中で何がおこる?

さつまいもは、ほとんどデンプンでできています。でんぷんは、お腹の動きを良くしてくれて、食べるとお腹がゴニョゴニョ動き出します。
そしてもう1つ、 さつまいもにたくさん入っているのが、しょくもつせんいです。
お腹の中をきれいにしてくれる「お掃除屋さん」ですね。
だからさつまいもを食べると、でんぷんと、しょくもつせんいのW効果で、ますますお腹の動きが良くなります。
消化時間が長いと腸内のガスが増える
さつまいもは、お米や小麦と比べて、しょくもつせんいの量が約10倍です。
なので、食べてから体の外へと出て行くまでの時間が長くかかります。
その間ずっと腸が伸びたり縮んだりして長い時間かけて、腸をきれいにお掃除しながら、さつまいもをお尻の方に運んでいきます。
腸が伸びたり縮んだりする時、ガス(おならのもと)が作られます。
長い時間かけてお尻へと運ぶので、時間がかかるほどガスの量は増えるというわけです。
おならが出るのをなるべく防ぐ方法
おならのもとになるガスを全く作らせないというのは無理ですが、おならをなるべく出さないようにする食べ方はあります。
- さつまいもの皮は食べない
- 早食いしない
- よく噛んで食べる
食物繊維が豊富な皮の部分まで食べると、消化時間が長くかかってしまうので体内でガスが作られる量が増えてしまうので、皮の部分は取り除きましょう。
早食いは、空気まで一緒に口に入ってしまいがちなので、結果としてゲップやおならとなって出てきてしまいます、食事の際にはゆっくり食べましょう。
よく噛んで食べるということは、消化を助けることになります。消化時間を長引かせない工夫もおならを少なくするよい方法です。
さつまいもを食べた後のおならはくさい??

おなかに溜まったガスはおならとして出てきます。
しかし、
さつまいもを食べた後に出るおならって、本来は臭くありません。
腸で作られるガスは「炭酸ガス」なので、臭いの元の成分はほどんど無いからです。
においが臭いという人は、腸の中が汚れていて、悪い腸内細菌だらけの可能性があります。
食べたものもニオイに影響しますが、何日も便秘をしていたり、腸内環境が悪いと臭いおならが出てしまうので、注意しましょう。
まとめ

さつまいもを食べることによって、たくさんの食物繊維が体に入り、消化時間の長さと腸の収縮によって、おなら(ガス)が作られる量が増えるという結果となりました。
腸内をきれいにお掃除してくれる効果もありますが、ひどい便秘の人はかえって悪化させる場合もあるので注意してくださいね。