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聖☆おにいさん

聖☆おにいさん6巻の元ネタ解説・宗教用語!前編その37~その39

聖☆おにいさん(セイントおにいさん)
のマンガに出てくるブッダやイエスの
宗教ギャグの元ネタを解説します!

まだ知らない方が読まれた場合、
ネタバレになってしまうので、
6巻の内容をまだ知らない方は
ご注意下さい。
※過去記事で解説した用語は省略させて
いただくことがありますのでご了承ください。
なお、この記事は非公式です。

この記事の1つ前の元ネタはこちら(5巻後編)
     

聖☆おにいさん5巻の宗教用語・元ネタ解説!後編その34~その36

 

 

6巻その37☆親知らずんずん

 

親知らずが痛むイエスに対してブッダが‥

「まぁ 

私は親知らず16本生えてるけど‥」

 

ブッダ(釈迦)が悟りを開いた時の
身体的特徴は

三十二相(さんじゅうにそう)と
呼ばれる「徳」を象徴したものだと言われます。

その中に「歯」の特徴として、

ブッダは親知らずが
16本という説もありますが、

四十歯相‥(しじゅうしそう)
(歯が40本生えている白くてとても綺麗)

歯斉相‥(しさいそう)
(歯の大きさが均等で硬く、歯並びが密で綺麗)

牙白相‥(げびゃくそう)
(40本以外に四牙あって、硬くとがっている)

といったものがあります。

マンガ中では三十二相を、
天部からの設定(プロデュース)としていて、

ブッダ本人としては、
親知らず16本は一番嬉しい設定だと
語っています。

 


 

イエスの虫歯対策‥

「歯茎からのがやっぱ一番

だからね‥」

 

ブッダ:

「あぁ 君の血はロンギヌスさんの

目まで治したものね」

 

イエスの磔刑の際に、
死亡確認の為にロンギヌスという
名前のローマ兵士が、イエスの脇腹を
刺したとされます。

その際にイエスの血がロンギヌスの目に入り、
不自由な目を治した為、
視力を戻したロンギヌスは改心して
キリスト教徒になったとあります。

その他の説としては、

白内障を治したなどありますが、
イエスを刺した槍は、ロンギヌスの槍
と呼ばれ、

手にしたものは世界を制し、
失えば滅びるという聖遺物として
崇拝されました。

ナポレオンやヒトラーなどの数多くの
歴史上の人物も、その槍に
魅せられたそうです。

(過去に模造品が数多くあり、
本物があるかどうかが分からない
が、聖遺物の中でも人気の高い槍です)

 


 

レントゲンの説明を受けるイエス‥

メメント・モリ‥と」
(死を想え)

 

メメントモリ(死を想え)はラテン語です。

死への警告という意味もあります。

「いつか死んでしまうという事を忘れるな」

という戒めの言葉でもあり、

中世末期のヨーロッパで
盛んに使われた言葉です。

脅しや戒めの意味とは逆の受け取り方もあり、

「毎日を大切に生きる」という
事を教える場でも使われます。

 


 

麻酔をしたイエスが‥

ユダに裏切られても

全然わからないしね!」

 

マンガ中ではユダがイエスの頬にキス
していますが、

このキスによってイエスは
捕らえられて磔刑にされます。

聖書のストーリーによると、
ゲツセマネの園で三度目の祈りを
捧げた後にイエスは、弟子たちと帰ります。

するとユダは、ユダヤの司祭や
ローマ兵士と共にやってきます。

するとユダはイエスに近づき、
挨拶をして接吻します。

(ユダはイエスの顔を知らない司祭達に、
自分が接吻する相手がイエスであると、
事前に教えていたのでした。)

それによって、イエスは
たちまち兵士によって捕らえられてしまいます。

 


 

眠れないイエスがラファエルを呼んで‥

「遠足前日の小学生でも3秒で

寝かすラファエルのひざまくらの

ためだよ‥」

 

マンガ中でラファエル
たびたび癒しの役割として出てきますが、

本来の天使としての役割として、
旅人を守護したり、
精神的・物質的な癒しを
施したり、悪い者を浄化する力があります。

 

 

6巻その38☆NO  MUSIC, NO  LIFE

 

楽器屋のギターをブッダが見て‥

「あ あれ弁才天さんが

持ってるのと同じやつかな」

 

弁才天(べんざいてん)とは
べんてん様とも呼ばれる女性の神様で、
七福神の1人でもあります。

その姿は琵琶を奏でる妖艶な
姿のものが多く、

古代インドでは蛇は弁才天の使いだったり、
化身である白蛇は神聖な存在として、
日本でも祀られています。

マンガ中にもでてくる梵天さんや
帝釈天さんと共に天部の一員です。
(天部の神々は、仏教の守護の
役割をしています。)

 


 

イエスがアークエンジェルズの事で‥

「あとはラファエルが

グレゴリオ聖歌のテクノREMIXを

したいとか‥」

 

グレゴリオ聖歌とは、
キリスト教西方教会の内、
ローマ・カトリック教会の典礼において
歌われる聖歌です。

クラッシック音楽の源流とも言われ、
8世紀あたりに発生した、
男性によってラテン語で歌われる聖歌です。

メロディーのみで、ハーモニーも無く、
伴奏も無いというシンプルなもので、
人の声のみで歌われます。

 


 

イエスがカラオケで選曲するとブッダが‥

「君の歌う「おふくろさんは」

アヴェ マリアに相当するから!!」

 

アヴェ・マリアは、一般的にも
多くの人が聞く機会のある聖歌だと思います。

この聖歌はイエスの母である
聖母マリアへ捧げる祈りで、

「おめでとう マリア」

という訳が一般的です。

大天使ガブリエルが受胎告知の際に、
祝福の言葉を述べますが、

その言葉の冒頭部分が、
「アヴェ マリア」です。

 

6巻その39☆天国よいとこ一度はおいで!

 

冒頭文より‥

盲目を治す薬を探すトビアスの旅を助け、

その父 

トビトの目を治したラファエルは

旅人の守護天使されている

 

これは「トビト記」という物語で、
以下の様なお話しです。

トビトという情け深く善行の人物がいましたが、
ある日眠っている際に雀(スズメ)
の糞が目に入り、失明してしまいます。

絶望したトビトは死を願うように
なってしまいました。

同じ頃、
サラと言う女性も死を願っていました。

これまで7度結婚したけど、夫が
悪魔に殺されて皆死んでしまったからです。

この2人の嘆きを神は聞き、ラファエルを
遣わします。

ある時、
トビトは息子のトビアスに使いを頼みます。

メディアという地に、貸したお金を
取りに行くように言ったのです。

その旅に付き添ったのが、
人間に
扮したラファエルでした。

ラファエルは、トビアスが川で大きな
魚に襲われると、その魚を捕らえて、
心臓・肝臓・胆のうをとっておく
ように言います。

そしてラファエルは、
メディアに着いたトビアスに

「サラと結婚して初夜に
魚の心臓と肝臓をいぶしなさい」

と教えます。

トビアスがその通りにすると、
悪魔が飛び出して捕らえる事ができました。

そして故郷に帰ったトビアスは、
父・トビトの目に魚の胆のうを
塗ると、その目が治ったと言われます。

「善行を行い続けると、神は
必ず報いて下さる」

という教えの物語です。

 


 

ラファエルが天国観光の為に作った
ガイドブック‥

ダンテ君の天界うるるん旅行記

神曲シリーズです!」

 

神曲」(しんきょく)は
イタリアの作家である
ダンテ・アリギエーリが執筆し、

地獄篇・煉獄篇・天国篇の
三部から構成されています。

ダンテという一人の男(作者自身)
がこれらの場所を旅する物語です。

いずれも死者の国で、

ダンテには地獄と煉獄ではウェルギリウスという
男がガイドに付き、

天国ではベアトリーチェが案内してくれます。

神曲には歴史上の人物もたくさん
出てくるので、

地獄篇ではこんな人も地獄にいるのかと
面白く読んでしまう作品です。

天国案内人のベアトリーチェは、
作者・ダンテと死別した恋人です。

作品中に聖女として登場させています。

 


 

ブッダが天国の門を見てみたいと言うと、
イエスが‥

「天界三大ガッカリ名所

っていわれてるから見なくても‥」

:ブッダ

天国の門がかい!?」

 

イタリアのフィレンツェの大聖堂の正面にある
サン・ジョヴェン二洗礼堂の
東門の扉に、観光名所として有名な
天国の門
(ロレンツォ・ギベルティ作)
があります。

天国の門は実はレプリカで、
本物は金でできており、

現在は修復されてとても綺麗な状態で、
大聖堂の裏の博物館に展示されています。

 

 


 

イエスが‥

「すごーく長いおはし

ごはんを食べるじゃない!地獄も天国

同じはしでさ」

 

これは「天国と地獄の長い箸」のお話しです。

ある男が、えんま様に会いに行き、
天国と地獄はどんな世界なのか聞きました。

するとえんま様は、それぞれを男に
見せてくれます。

まず地獄の様子はというと、
ちょうど食事の時間でした。

長い箸で食事をするきまりがあり、
どうにかして自分の口に食べ物を
運ぼうとしますが、

箸が長すぎて届きません。

お腹をすかせた地獄の人はやせ細り、
喧嘩ばかり‥

一方、天国でも食事の時間でした。

人々は、長い箸をお互いに仲良く
食べさせあい、
ごちそうを分け合っていました。

えんま様は、

「地獄は自分のことを考えて喧嘩ばかり‥
天国は、思いあう事が出来るから
仲良く暮らせるのだ」

と、男に教えたという物語です。

このお話しは、教育の場でも、
相手を思うことの大切さを
教えるためによく引用されるお話しです。

 


 

地獄の話をしていたイエスが‥

「あぁ それはあるよね玄関に

一切の希望を捨てよ

とか書いてあるし」

 

ダンテの神曲の地獄篇第3歌にも
出てくる地獄への入り口の門の事で、

通称

「地獄の門」

と言います。

「この門をくぐる者は
一切の希望を捨てよ」

と銘されています。

この「地獄の門」を、かの有名な
ロダンが作品として作製しましたが(未完)

その門を構成するたくさんの群像の中の
1つに

「考える人」

があります。

考える人が一体地獄の門で何を考えて
いたのかは、様々な説がありますが
真相は分かっていないそうです。

 


 

ユダの地獄での様子をイエスが‥

「裏切り者の行く 

地獄の最下層で出会った二人

ブルータスカシウスは親身に

なって聞いてくれたって‥」

 

地獄の最下層で、

ユダ

・ブルータス

・カシウス

の三人がいる様子は、
ダンテの神曲にその様子が書かれています。

地獄篇では、
最下層(コキュートス)
と呼ばれる氷の世界で、
サタンに体をかみ砕かれているといった
描写があります。

また、自殺者は
自殺者の森で、
木に変えられて鳥についばまれます。

 


 

さらにユダの様子をイエスが‥

「免罪符で脱地獄してから

カエサルの所に通って

ブルータスを許してやってって

頼み込んでるからね」

 

カエサルは共和政ローマ末期の政務官であり、
国家の重要な役割を担っていました。

そのカエサルに権力が集中してしまう事を
恐れた他の政治家達は、
カエサルの暗殺を計画します。

ブルータスはカエサルの
古くからの腹心で、

カエサルから信頼を得ていたにもかかわらず、

カエサルの
暗殺を企てる同僚のカシウスと共に
首謀者となります。

カエサルは、議事堂へでかけた際に、
そこで陰謀者たちに次々と刺されて殺される
のですが、

その場にいたブルータスをカエサルが見つけ、

「ブルータス、お前もか!」

と叫んだ有名なセリフがあります。

 


 

地獄を安全に見て回る方法をイエスが‥

「私 父さんの車借りて出せるしさ‥」

:ブッダ

「君の父さんの車って 

智天使と座天使タッグ

ごつすぎるやつだよね」

 

智天使と座天使は、
神の座の周りに旋回している神聖な車の
車輪ともいわれ、
神の玉座を運ぶとされています。

座天使は4つの
頭を持った怪物さながらの
姿をしていたり、
別々の四人の天使とも言われます

それぞれ、
牛・獅子・鷲・人間の頭をもっていて、

その由来は12星座の
牡牛座・しし座・さそり座
みずがめ座と言われています。

(昔はさそり座とは言わずに
鷲座と呼ばれたそうです)

 


 

天国に帰りたいかと聞かれたイエスが‥

天の国は

向こうから近づいてくるの待ちで‥」

 

イエスの宣教開始の第一声が、

「悔い改めよ。天の国は近づいた」
でした。

「悔い改めよ」=これからは
神に向いて行動し、生きていくという意味で、

「天の国は近づいた」は、
「天の国=神の国」であり、

イエスは自分自身が神の国と
一体となって来たことによって
天の国は近づいたという事を言ったのだと
されます。

 

まとめ

 

宗教用語に関しては、当サイト管理人は
専門家ではありませんので、
あくまでも簡単な知識程度の
感覚でご理解いただきたいと思います。

宗教への理解や解釈の違い等があると
思いますが、「聖☆おにいさん」を
より楽しく読む目的で記事を書いたことを
ご理解いただけたら幸いです。

 

この記事の続きの元ネタはこちら(6巻後編)
     
聖☆おにいさん6巻の宗教用語・元ネタ解説!後編その40~その43