お墓を「建てる時期」の目安を知りたい方や、
火葬してからいつまでも納骨できないと故人にとってよくないのでは?と不安に思う方、
お墓を建てる目途がたたなくて困っている方へ、
今回は「お墓の基礎知識」として
お墓はいつ建てればいいの?
という疑問を解消したいと思います。
お墓を建てる時期に決まりはありません
お墓はいつまでに建てて、いつまでに納骨しないといけないといった決まりはありません。
遺骨を自宅に置いていたら、法律的に何か問題があるだろうと
心配する人もいると思いますが、
火葬後の遺骨を自宅に安置していても法律的にも何も問題ないのです。
[box04 title="骨壺の正しい保管について"]遺骨(骨壺)を自宅で保管する期間・置き場所/カビ/法律の注意点[/box04]
とは言っても、遺骨がずっと自宅にあるもの気がかりですね、
「早くお墓を建ててあげないと故人がゆっくり休めないのでは…」
「親戚の手前、いつまでもお墓を建てずにいたらバツが悪い…」
という考えから、
世の中的にお墓の建立を急ぐ傾向があるようです。
墓地だけを先に購入しておく方法も…
生前の元気なうちに、
墓地だけを先に購入しておいて、墓石を建てずにおくこともできます。
ただしこの場合、
墓地によっては遺骨が手元にないと購入できない場合や、
墓地を買ってから〇年以内に墓を建てる事
といった決まりがあったりするので注意しましょう。
関東地方では納骨棺(カロート)の工事も必要
墓石の下に、
骨壺を安置する為の個室(地下室)があります。
この場所の事を「カロート」といいます。
一般的には墓地の購入後にカロートの工事が行われる事が多いですが、
墓地によってはあらかじめ備えてある所もあります。
お墓を建てる時期は慌てず1周忌ぐらいを目安に
遺骨をお墓に収める事を「納骨」と言いますが、
お墓がすでにある場合には、49日法要の時に行うケースが多いようです。
しかし、
亡くなってから新たにお墓を建てる場合だと、
49日法要の納骨は時期的にとても厳しいです。
墓地の契約・墓石の購入・設置工事・墓碑の彫刻
これらを踏まえて考えても
早くてもお墓の完成までには最低1~2か月はかかってしまうからです。
なので、
大事なお墓の建立は後悔しない為にも
1周忌あたりを目安に、慌てず考えてみてはいかがでしょうか?
遺骨の置き場所や管理が不安なら
「遺骨を自宅に置けない事情がある…」
といった場合、お墓ができるまで
寺院に遺骨を預けたり、一時預かりの納骨堂を利用する方法もあります。
慌てずに、経済状態も十分考えて建てるようにしましょう。
まとめ
・お墓を建てる時期にきまりはない
・慌てず1周忌を目安に納骨を考えてみる
お墓が完成するまでの間、納骨堂に骨壺を預ける方法もありますが、お寺だけではなく、公営や民営の納骨堂もたくさんあります。
預ける期間も期間限定で利用することも可能なので、有効にご活用下さい。