災害

台風の進路はなぜいつも日本に来るの?子供に簡単に説明

台風は、
日本列島のはるか南の海上で発生しますが、
いつも吸い寄せられるように、日本に向かってきます。

酷いときには、
沖縄から北海道まで縦断してから
熱帯低気圧に戻るということもありますね?

急に向きを変えたりするので、
台風の進路は本当に目が離せません。

では一体どうやって台風は進路が決まるのでしょう?

台風の進路の決まり方は?

tenki_boufuu出典:3.bp.blogspot.com

そして、どの台風進路も、
東に向かってカーブしていますね?

実は‥

台風自体は自分では進めません。

日本にやってくる台風を操っているのは、

高気圧なのです!

この2つが進路を決めているのですね!?

台風は風の影響を受けたり、
高気圧に押されたりしながら
進む方向が決められるのです。

台風に影響を与える風は、

貿易風偏西風です。

特に偏西風は、
沖縄あたりから日本列島へ急カーブを
させる主な要因となります!

そして、太平洋上で発生する
太平洋高気圧の影響としては、

台風は高気圧の外側を通る性質があるので、
これも大きな進路を決める要因なのです

台風はどうしていつも日本に来る?(発生から日本上陸まで)

台風が発生するしくみ

太陽の発生する場所は、地球の真ん中にある
赤道よりも少し北のあたりです。
(フィリピン沖)

発生しやすい環境は、
太陽の光を浴びた暖かい海で北からの風と、
南からの風がぶつかる場所です。

暖かい海からは、水蒸気が沢山できて、
上昇気流に乗って上空にあがり、
水蒸気は冷えて雲に変わります。

(お風呂の湯気が上へ上がっていくのと同じイメージです)

雲は速く回転しながら、沢山の水蒸気を吸ってどんどん
大きくなります。

そして、風の速さが秒速17メートル以上になると、
「台風」の発生ということになります!

日本に向かってくるわけは?

台風の進路を決めているのは、風と高気圧でしたね?

日本のはるか南で発生した台風は、
最初の頃は対流によって、北向きに流されます。
(※対流とは、熱くなった気体が上へ移動して、
周りの低い温度の気体が流れ込むのを繰り返す現象のこと)

北向きに流される台風は貿易風(東から西へ吹く風)
の影響をうけて北西向きへと進んでいきます。

そして、沖縄まで来たあたりで、貿易風は弱まります。

このあたりで対流のみの影響を受ける台風は、
北上していくのですが、次に出てくるのが

偏西風です!!

今度は西から東へ吹く偏西風によって、
東へと、台風は進路を変えられます。

北上しつつ東側へと進むので、ちょうど日本を
沿って進む形となり、

しかも、夏から秋には太平洋高気圧があるため、
台風が高気圧の外側を通る性質も
合わさり、ちょうど日本列島を通るような進路になる!

という訳なのです。

まとめ

2.bp.blogspot.com

台風の進路には、貿易風と偏西風、
そして太平洋高気圧が関わっていましたね、

気圧で台風が行き先を決められていたのです。
台風は自分自身では動きませんので、
周りの影響がないと進ません。

そして、

日本にやって来てしまう理由も、風と気圧なのですが、

・フィリピン沖で台風が発生して、対流にのって北上
   ↓
・貿易風(東から西)で西側に進路を変えられる。
   ↓
・沖縄あたりまで台風を運んで、貿易風は弱まる
   ↓
・台風は対流のみの影響で北上を続ける
   ↓
・今度は偏西風(西から東)に吹かれて東側へ進路を変えられる。
   ↓
・夏から秋は、太平洋高気圧があるので、
台風はその外側を通りつつ、日本の上を通過していく

ということでした。

こうしてみれば、テレビの台風情報も、
「あ~、高気圧があんなところに~」なんて、じぶんで
予報図をみながら進路予想ができるかもしれませんね?

とにかく、進路情報はこまめにチェックして、被害にあわれないように
気を付けて下さいね。

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