海に散骨するには許可が必要?費用や手続きの方法は?

海に散骨するには許可が必要?費用や手続きの方法は?

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近年、遺骨を墓地へ埋葬しないで
海などにまく「散骨」への関心が高まっています。

お墓の建設費用が高く、
後のお墓を継ぐ人がいないなどの問題や、

故人の希望だったりと、いろんな理由で
散骨に対して需要がありますが、

故人の遺骨の扱いに関して法律があるのか?

許可をとらないといけないのか?

費用はいくら掛かるの?手続きはどこでするの?

といった基本的な「海への散骨」に関する事を
ご紹介したいと思います。

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海へ散骨することを遺族で話し合っておきましょう

出典:1.bp.blogspot.com

故人の遺骨を海へ散骨するという事は、

遺族の元には遺骨が残らないということになります。

元々、お墓を建てるつもりが無い・お墓の跡継ぎがいない
といった親族間で明確な了解があるならいいのですが、

故人が強く海洋葬を望んだものの、

遺族の方が遺骨をまきたくないと思っているのであれば、
しばらく手元に置いておいてもいいと思います。

 

気持ちの整理がつくまで、悲しみが癒えるまで、
遺族の方が遺骨に関してきちんと答えが出るまで
散骨を後回しにするのも1つの手ですね?

 

遺族全員が一致した意見でまとまるのは
難しいかもしれませんが、ここは慎重に決める事をお勧めします。

 

遺骨を全部まかない方法もある

 

散骨では、遺骨を全てまいてお墓を建てないというケースもあれば、
遺骨の大部分をお墓に収めて、一部だけまくケースもあります。

小さな骨壺などに遺骨を取り置いて故人を偲ぶ形や、

手元供養といって、
大切な人の遺骨をペンダント(遺灰を入れられる作りになっています)
に入れて身に着けることができるアクセサリーもあります。

 

こういったものを、
「遺骨ペンダント」や「ソウルジュエリー」と言って、
メモリアルアートの業者などが提供しています。

ただ、自分が身に付けたいからと言って作ったものの、

自分が亡くなった後で遺灰入りのアクセサリーの扱いに
遺族が困ってしまう事もあるので、よく検討して下さい。

 

散骨業者に依頼して海へ散骨する方法

 

実は、散骨を扱う「散骨業者」というのがあり、

それぞれの社内での独自のガイドラインに従って
環境や自然に配慮した形で散骨の手助けをしてくれます。

先ほどから言うように、散骨は残された遺族にとっては
色んな問題を残す場合もあるので、

不安があるなら散骨業者の方からじっくり話を
聞いて、納得いくまで質問するなどの相談をしてみましょう。

 

散骨業者に依頼した場合の費用は?

 

格安の散骨プランなら、

5万円から可能です!

この5万円プランは「委託散骨」といって、
業者にお任せして遺族は散骨に同行しないパターンです。

基本的な3つのプランをご紹介しますと、

 

1・委託散骨(5万円~

 

スタッフがあらかじめ遺灰を預かり、
遺族に代わって散骨をします。

実際に散骨をした証拠の写真や、業者によっては
「散骨証明書」(法的な証明ではありません)
などが付く場合があります。

ただ、散骨の日時指定ができないなど、
業者が主導的に散骨のスケジュールを決めるプランになります。

 

2・合同散骨(10万円~

 

このプランは複数の遺族が一隻の船に乗船するので、
他の遺族との乗り合わせという形になります。

船のチャーター費用は安く済みますが、
各家庭から乗船できる人数が決まっていたりして、
制限事項が多いのがデメリットです。

このプランでも日時指定はできない事が多いようです。

 

3・個人散骨(25万円~

 

一隻の船を一組の遺族がチャーターします。

乗船人数は船の定員によって決まりますが、
船を貸し切りで散骨ができるので、
落ち着いた見送りが可能です。

天候に問題が無い限りは、希望した日時を指定でき、
オプションで宗教者の手配や料理・返礼品などの準備も
請け負ってくれる業者もあるようです。

 

散骨業者と行う海への散骨の手順

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1・遺族と散骨について打ち合わせ

 

散骨のプランをどうするか?について業者と話し合います。

個人・合同・委託のパターンを決めて、
プランによっては日時や場所も話し合います。

船上でセレモニーを行う業者もあるので、
遺族がどういった見送り方をしたいのか希望を
聞いてくれる場合もあります。

 

2・遺骨を砕く

 

故人の遺骨は業者の方で細かく砕かれて、
パウダー状にされます。

砕いた遺骨は、海にまいた時に溶けるような
水溶性の袋に入れられたり、紙に包まれます。

 

3・船で目的地(散骨場所)へ向かう

 

人目につくような場所や、海水浴場などの近くには
散骨をしないで、

事前に業者のガイドラインで決められた散骨場所
(沖合が多い)へ船で向かいます。

合同散骨の場合は、一組ずつ違うポイントへ移動して
それぞれの場所に移動します。

 

4・散骨

 

散骨前にセレモニーがある場合は行い、
海へ散骨します。

この時、まいた遺骨が風で船に戻らないように
紙に包んだままや、袋に入れられて海へ還します。

 

5・帰港

 

港に戻って船を降ります。

この時、業者によっては散骨の証明書を発行してくれる
ところもあります。

 

海に故人の遺骨を自分達で勝手にまくのは違法?

 

実のところ散骨を規定する法律が無いので、

個人的に散骨を行うことは違法ではありません。

市区町村の許可・手続き・書類なども必要ありません。

 

ただ、業者に依頼した時の手順の様に、
最低限自分達でマナーを守って散骨しなければなりません。

 

以下の注意点に気を付ける必要があります。

 

遺骨は粉末状になるまでよく砕く

 

「海に人骨が浮かんでいる」と分からない
ような配慮が必要です。

1~2ミリ以下の粉末状にしなければ、
遺骨だと認識された場合、

「遺骨遺棄罪」

に触れてしまう可能性があります。

明らかに人骨だとわかる状態で海に投げ入れた
場合、この法律に引っかかってしまうかもしれません。

 

業者に依頼しない場合には、しっかりと
自分で粉末状にする必要があります。

 

散骨する場所に気を付ける

 

散骨は周囲の環境に配慮する必要があります。

海の場合なら、

人目につかない・漁場を避けるなど、
迷惑の掛からない岸から数キロ離れた場所
まで移動する必要があります。

 

環境に配慮する

 

水に溶けないものを
遺骨と一緒に海に入れないようにしましょう。

個人的に海へ散骨するには
業者がしてくれない部分も自分達で気を付ける
必要があります。

 

 

散骨と一緒に海へ花束を投げるのはちょっと待って!

出典:2.bp.blogspot.com

 

よくドラマなんかで
花束を海へ投げ入れるシーンがありますが、
そのまま投げ入れないようにしましょう。

 

散骨の際に花を投げる場合には、

リボンや花を包むラッピングなどを
外して花だけを海へ入れるようにしましょう。

海洋葬の場合には自然に対する配慮・マナーが大切です。

 

 

まとめ

出典:4.bp.blogspot.com

散骨の場合には、遺族間での話し合いで
お墓のこと・遺骨を全てまくのか、
など、後でもめないようにしておく事が大事です。

散骨に関しては、特に必要な届け出や書類は無く、
散骨を取り締まる法律も無いのが現状です。

 

ただ、遺骨を粉末状にしたり、
環境に配慮したりと、最低限なマナーを守らなければいけません。

個人で海へ散骨する事もできますが、
業者と同じような手順に沿った方法でないとトラブルの元です。

 

業者へ依頼する場合には、自分達で探すか、
葬儀会社に聞いてみれば紹介してくれる事もあるそうです。

費用はおおよそ
5万円・10万円・25万円からの
3つの基本プランから選ぶことができます。

故人の遺骨の取り扱いに関して浄土真宗では
特に決まりはありませんが、ご自身の宗教の事も
よく調べてお考え下さい。

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